注意!!
書いてる人はYMMもAIVOICEもVOICEVOXも初心者です。この記事は初心者が頑張る過程で得たことのメモ書きです。
オレが作った字幕装飾がリセットされるんですけど!?
どうも、YMM4初心者の山田メガネです。
今回は、頑張って字幕を装飾したのに、シーンごとに個別設定しようとしたら装飾がまるっと初期化されて、「もうYMM4捨てるわ!」って気分になった話をします。 デフォルト設定せずにそうなったんじゃなくて、デフォルト設定したのにそうなりました。
マジで一瞬捨てようと思ったからね。
「なぜそんなことになったのか」と、その現象への対策。 ついでに、字幕装飾の方法とか、僕が参考にした動画の紹介をしていきますよー。
このページの目次
字幕の参考にしたYouTubeチャンネル
字幕って、HTMLでもそうですけど、「背景に何が来てもいいように」って考えます。 そうなると、文字色に対してハイコントラストの縁取りをすることが多いです。 例えば文字色が白で、縁取りが黒とか。
これでだいたい視認性をキープできますが、白と黒が混在するような背景だと見づらいことがあります。 その対策で、もうひとつ外に縁取りをしてこんな↓のとか。
これだと背景にどんな映像がこようが、だいたいの場面で視認しやすくなります。
今回もこれでいこうと思ってたんですが、僕の好きなYouTuberさんでめちゃくちゃ字幕装飾がうまい人がいるので、今回はその人のスタイルを真似してみます。
しゅりんぷじゃんきーさんだ!
この人、わりと化け物で、超見やすい字幕装飾に、霊夢と魔理沙の独特な調教、キレッキレのボケとツッコミ、さらに場面ピッタリの効果音まですげーハイセンス。 元のゲームなんか知らないし興味もないのに、気付いたら動画がめちゃくちゃ面白い。
そのスタイルをね。
1個目の動画からやってんだ!
控え目に言って化け物だと思います。
肝心の文字装飾はこんな↓感じ。 上が霊夢で、下が魔理沙。
内側から順に、こんな↓構成になっています。
- 霊夢/魔理沙の色
- 細い黒の線
- ちょっと太めの白い線
- 黒でドロップシャドウ
めっちゃ見やすいでしょ!?
一見よくある字幕ではあるけど、この細い黒の縁取りがめちゃ効いてると思うんですよ。 細いから邪魔にならずコントラストを上げ、文字色が黒に近い色だった場合にもすぐ外の白でコントラストが得られます。 霊夢の方は黒縁があんまり気にならないけど、魔理沙の方は黒縁がいい仕事してるでしょ?
文字色だけ変えれば何色でも使えて、汎用的に使える素晴らしい構成なんじゃないかと思ってます。
というわけで、しゅりんぷじゃんきーさんの文字装飾を目指してやっていこうと思います。
YMM4での字幕装飾の設定
YMMではキャラクター単位でデフォルトの字幕装飾の設定ができます。 「ファイル」「キャラクター設定」を開いて、下の方の「字幕」というセクションが設定する場所です。
ここに設定した装飾は、新しくセリフを追加したときも参照されるし、あとから個別設定しようとした場合もデフォルト値として呼び出されます。
この設定はキャラごとに分かれていて、霊夢なら赤色、魔理沙なら黄色、ずんだもんなら緑色。 ずんだもんはボケがちなので丸ゴシックに、みたいな設定も可能です。
設定項目はけっこうあって、PhotoshopやIllustratorを触ったことがあるかどうかで「分かる/分からない」がだいぶ変わると思います。 ここでは全部は解説せずに、変更する部分だけ次で軽く触れますね。
しゅりじゃんニキの装飾を再現
それではしゅりんぷじゃんきーさんの字幕を再現します。
キャラ設定からやってもいいんですが、そこだとプレビュー確認ができないので、今回はタイムライン右のパネルから設定していきます。
目標として、これ↓と同じく「何故か3日目なんですけど」というテキストを、なるべく似た感じになるように寄せていきます。
それではまず、キャラクター「ゆっくり霊夢」を選択して、「何故か3日目なんですけど」というセリフをタイムラインに配置。 比較として上半分にしゅりんぷじゃんきーさんのお手本を置いておきます。
次に、配置されたセリフを選択して、右側の設定パネルの下の方にある「字幕の設定」の部分。
ここを「キャラクター設定に従う」から「個別に設定する」に切り替えます。 すると、先ほどのキャラクター設定の項目がここに表示されます。
下の方にスクロールしていくと「サイズ」という項目があるので、ここを「160」に設定します。
さらに下へスクロールして「文字色」をRGBで「#c61414」に設定します。
次に縁取りを作っていきます。 「装飾」の項目でやると制御がしにくいので、ここはひとまず「なし」にして、別の項目で設定します。
さらに下に「エフェクト」という項目があるので、右上の「+」ボタンを押して縁取りを追加していきます。
まずは「装飾」の中から「縁取り」を選びます。 すると、すぐ下にエフェクト「縁取り」に対する項目が表示されます。
「太さ」を「2」、「色」を黒(#000000)に設定。 背景も黒だから、この時点ではまだ見た目に変化なしです。
再度「縁取り」を追加します。 「太さ」を「6」、「色」を白(#ffffff)に変更します。
だいぶそれっぽくなってきましたね。
最後に「影」を追加します。 「不透明度」を「100」、「ぼかし」を「6」、「色」を黒(#000000)に変更します。
これで完成!
このままじゃ背景が真っ黒で分かりにくいので、背景にテキトーな素材を置くとこんな↓感じになりました。
見やすくはあるけど、フォント自体がしゅりんぷじゃんきーさんのよりかなり細くて、だいぶ違和感ありますね。 テキトーに太い角ゴシックにするとこんな↓感じになります。
ほぼほぼしゅりじゃんスタイルになりました。
これで今日から君もしゅりんぷじゃんきーだ!
あとは好きなように色を変えたり、縁取りの太さを変えたりしてください。
影をもっと濃くしたいときは、設定をいじるんじゃなくて、同じ設定の「影」をもう1枚追加すればOK。
最後に、一番下にある「デフォルトに設定」から「字幕設定をキャラクターに反映」をしてください。 これで「ゆっくり霊夢」のデフォルト字幕がしゅりじゃんスタイルになります。
ここでトラブル発生
今回の記事を書こうと思ったきっかけですね。
上で作った装飾を「デフォルトに設定」すると、既に配置済みの「ゆっくり霊夢」のセリフにも同じ設定が反映されて、一気にゆっくり動画っぽくなりました。
すげー!
んで、実際に動画を作っていくと、シーンによったら、
ここだけもうちょっと文字を大きくしたいな。
ここはもっとImpactのあるフォントにしよか。
などの欲が出て来ます。
そこで、このシーンの装飾を変えようと思います。
文字を個別に設定する場合は、最初にやった「キャラクター設定に従う」から「個別に設定する」に切り替えればいいので、
変更するとこう↓なりました。
いやいやいやいや!!
ここまで頑張って作ってきたデフォルト設定が全て吹き飛んで、YMM4の初期状態までリセットされてしまいました。
いろいろ設定を見直したんですが、個別設定にしたときに「デフォルト設定を引き継ぐ」みたいな項目はなさそう。
と、なると…。
ちょこっと装飾を変更したくなった際は、
- 個別設定で全ての装飾がリセット
- デフォルトスタイルに合わせて変更
- エフェクトを3つ追加
その後に、シーンに合わせてフォントサイズを変えたり、フォントの種類を変えたりする作業をしないといけなくなります。
無理ムリ無理ムリ無理!!
さっき作ったデフォルト設定を引き継がんかい!
お願い!引き継いで!
ってパニックになって、
マジでYMM4を窓から投げ捨てようかと思いました。
本気でこんな仕様ならYMMの開発チームに参加して全部修正したろうかと考えたくらい。 結果的には思った動作にできたので、その辺をメモっていきたいと思います。
個別設定で装飾が初期化される問題への対策
仕組みに気付くと簡単なことでね。
これ、「個別設定」にした時に、今の「デフォルト設定」を呼びに行ってるんじゃないんですよ。 そのセリフが「配置された時のデフォルト設定」を呼び出してるんです。
つまり、デフォルト設定を変更した後に追加したセリフは、新しいデフォルト設定をスタートとして個別設定ができます。 でも、すでに配置済みのセリフは、配置されたときの装飾を覚えていて、個別設定にするとそこがスタートになるんです。
なんでそんな意味の分からん設計に!!
僕はこういう多人数が使うプログラムを書いたことがないから推測なんですけども、1年前に作った動画の微修正を行う時に、当時の設定を覚えておいて、そこを起点に追加設定ができるようにしてるんじゃないかなって。
プログラム的にも、データ量的にも、セリフごとに初期設定を記憶させておくのはとてもコストが大きいです。 なのにこんな設計になってるってことは、長期運用してるチャンネルを想定した、作者さんの優しさとかこだわりなんだと思います。
そんなこと言うてもめんどいやろが!
と思いましたが、実は対策はシンプルで、
もっかい同じセリフを書き出すだけ!
幸い、前のセリフが残ってるってことは音声設定とかは確認できるわけで、まったく同じ設定で同じセリフを書き出せばいいんです。 新しく作られたものは初期設定が今のデフォルト設定で配置されます。
まとめとか
今回、僕がぶつかった問題って、
とりあえずセリフを全部並べるぞ!
みたいな動画の作り方の場合に陥るトラブルで、
- YMMの予習をする
- 字幕装飾のデフォルト設定を作る
- 台詞を打ち込んでいく
みたいな優等生スタイルだとエンカウントしないんですよね。
結局そのトラブルもバグの類いじゃなくて、作者さんの愛だったなんてね。
いやー、お恥ずかしい限り。
まぁ、僕みたいなスタイルの人がいないとも限らないので、一応メモがてらここに記録を残しておきます。
動画編集/YMM4の目次
- 第1回 動画編集の経緯とか
- 第2回 AIVOICE2との連携
- 第3回 効率的な字幕装飾(このページ)