注意!!
書いてる人はYMMもAIVOICEもVOICEVOXも初心者です。この記事は初心者が頑張る過程で得たことのメモ書きです。
AIVOICE2ってYMM4で使えないの!?
どうも、AIVOICE2を買ってしまったのを後悔して、動画編集を始めるのが1年くらい遅れた山田メガネです。
今回はYMM4初心者の僕が、ゆっくりムービーメーカー4でAIVOICE2を使えるようになるまでの手順をメモしていきます。
YMM4でのボイス設定の基本
YMM4のボイス設定は、メニューの「ファイル」から下の方の「キャラクターの編集」で行います。
最初から基本的なボイスがいくつか設定されてました。
- ゆっくり:霊夢
- ゆっくり:魔理沙
- CoeFont:アリアル
- CoeFont:ミリアル
- VOICEVOX:ずんだもん
- VOICEVOX:四国めたん
- VOICEVOX:猫使アル
- VOICEVOX:ナースロボ タイプT
ゆっくりとCoeFontは特に追加インストールしなくても使えるっぽい。 試しに入力したらちゃんと再生されました。
VOICEVOXはたぶん別途インストールが必要。 うちは先に入れてたから、そのへんの詳細はちょっと不明です。 追加した覚えのない「めたん」他が追加されてるので、自動検知で追加されるのかも。
ここに登録されると、タイムライン左下からキャラクターを選択できるようになって、あとは右の「ここにセリフを入力」に入力して、エンターキーまたは右の「追加」ボタンを押すと、タイムラインにセリフが追加されます。
音声に加えて字幕の簡単なスタイルも最初から設定されてて、もうこの時点で割とゆっくり動画が作れそうな感じでした。
YMM4にボイスを追加する
デフォルトで対応している「ゆっくり」と「CoeFont」以外にも追加できるみたい。 YMM4公式を見ると、かなりの数の機械音声に対応しているようです。
- A.I.VOICE
- AivisProject
- Amazon Polly
- CeVIO AI
- COEIROINK
- ElevenLabs
- Google Cloud Text-to-Speech
- Gemini Text-to-Speech
- ITVOICE
- Koemotion
- LMROID
- Microsoft Azure Text-to-Speech
- OpenAI Text-to-Speech
- SAPI
- SHAREVOX
- Style-Bert-VITS2
- TALQu3
- VOICEPEAK
- VOICEVOX
- にじボイス
- よみてのれゐ
- 唄詠2
各音声の追加方法は公式に書いてあるので、そっちを見てください。
僕に関係があるのはVOICEVOX(ずんだもん)とA.I.VOICE(琴葉茜)の2つです。
VOICEVOXの追加
VOICEVOX自体を使う方法と、VOICEVOXのエンジンのみを使う方法があるみたいです。 詳しくは公式を見てください。
うちは別件でVOICEVOXがインストール済みで、その状態だと設定しなくても、「ずんだもん」「めたん」を含む4キャラが自動に追加されてました。 「設定」からVOICEVOXの設定をしたかはちょっと覚えてないです。 もし必要だったら、公式の手順を見てやってください。
セリフ追加時はYMM側からの操作だけで可能です。 エンジン起動のためか、セリフを追加しようとするとVOICEVOXが起動します(操作する必要はナシ)。 VOICEVOX本体が不要の場合は、エンジンのみにした方が便利かもしれないですね。
A.I.VOICEの追加
A.I.VOICEも公式に追加方法が書いてあります。
はい、ストーップ!
ここで追加できるのは無印の「A.I.VOICE」で、「A.I.VOICE2」ではありません。 「2」の方を買ってしまった場合は追加できないようです。
…冗談やろ。
「2」を買ったら無印のライセンスもついてくるんじゃ?と思って無印もインストールしてみましたが、残念ながらそんなことはなかったです。 ライセンスがアンロックされてない状態だと、ボイスの追加はできませんでした。
15,000円もしたのに、どないすんの!?
YMM4でA.I.VOICE2を使う方法
「2」の方に対応してないことを知って激萎えして、1年も放置したのには理由があって。
ネットに情報がない…?
いや、全くないわけじゃないんだけど、YMM初心者の自分には書いてあることの意味が分からない。 しかも情報量も、需要の割には少ない気がしました。
方法としてはAoiSupportというソフトウェアを仲介させるのが正解っぽい。 AoiSupportの説明を読んでやってみましたが、
で、セリフはどこに入力すんの…?
みたいになって、それくらい基本的な知識が欠如してる状態。
こんな時はChatGPTだ!
と思って試行錯誤してたら、結局AoiSupportなしでA.I.VOICE2が使えました。 AoiSupportに関する記述はYMM公式にもあって、検索に残ってるキャッシュだとここに「A.I.VOICE2」に関する記述があるのに、今はなくなっています。 もしかするとアップデートでAoiSupportが不要になったのかもしれません。
以下、僕が今使ってる方法を書きます。
大雑把な流れと仕組み
この↓ような流れで連携するみたいです。
- A.I.VOICE2側で音声と同時に字幕を書き出す
- 書き出したフォルダをYMM側で監視
- A.I.VOICE2の書き出しを検知して、YMMがタイムラインにセリフと字幕を自動で追加
これだと「A.I.VOICE2」でセリフを入力・調整・書き出しするだけなので、YMMが対応しているVOICEVOXほどではないですが、まぁ許容できる範囲の手間になりました。
ポジティブに考えると、琴葉茜の関西弁がネイティブからするとちょっと調整が必要な場合もあって、A.I.VOICE2の画面があると調整がやりやすいので、悪くはないのかなと。
書き出しフォルダを決める
まず、A.I.VOICE2が書き出すフォルダ=YMMが監視するフォルダを決めます。
効率のいいやり方はまだ分かりませんが、そのフォルダから直接ドラッグ&ドロップする必要はないので、こんな↓感じでもいいのかなと。
C:¥YouTube¥琴葉茜
ただ、試しに作った10分動画でもすでに170ファイルも生成されてて、メンテナンス性を考えると、
C:¥YouTube¥テストプロジェクト¥琴葉茜
みたいに、動画単位で分けた方がいいのかもしれない。 この場合、動画ごとに書き出しフォルダと監視フォルダの設定を変えないといけないのが面倒。
自分のスタイルに合わせて決めてください。
A.I.VOICE2側の設定
AoiSupportの説明を参考にしています。
A.I.VOICE2を起動して、「ツール」「アプリケーション設定」から、「書き出し」の以下の項目を設定します。
- 「テキストファイルを音声ファイルと一緒に保存する」をON
- 「テキストの文字コード」を「UTF-8」
- 「ファイル名の指定方法」を「ファイル命名規則で指定」
命名規則はデフォルトが何だったかを覚えてなくて、今はAoiSupportに書いていたコレ↓で動いています。
{yyyyMMdd}-{HHmmss}-{Number=3}-{Character}-{Text=10}
YMM側の監視トリガーに「ファイル名」があるので、おそらく「{Character}」の部分が必須だと思います。
YMM側の設定
ちょっと面倒です。
- 「ファイル」「キャラクター設定」を開く
- 左下の「新規作成」
- 「名前」を「琴葉茜」などに設定
- 「グループ」を「A.I.VOICE2」などに設定(カスタムボイスのままでも可)
- 「カスタムボイス」を「有効」
- 「監視フォルダ」をさっきの書き出しフォルダに設定
- 「ファイル名」を「琴葉 茜(NV)」に設定
「名前」と「グループ」はYMM上での管理の名前なので、自分が認識しやすいよう、好きに付けてよさそう。
「ファイル名」は、この設定で読み込むファイル名に含まれる文字列を設定する部分。 つまり誰の声かを識別できないとダメなので、A.I.VOICE2側では「{Character}」を含めて、YMM側ではその文字列(琴葉茜の場合は「琴葉 茜(NV)」)を設定する必要があります。
「{Character}」がどう出力されるか分からないときは、試しに出力してみればファイル名からすぐ分かります。 これで琴葉葵の方を使う場合も、ちゃんとファイルが混ざらずに使い分けができます。
まとめとか
結局A.I.VOICE2は直接対応してないけど、書き出しフォルダ監視で十分実用レベルでした。 設定もそんなに難しくないので、今回の流れを押さえればYMM初心者でも設定できると思います。
こんなことなら1年前にちゃんと調べておけばよかった。
次回も、初心者がつまづきやすいYMMのtipsを書いていきますよー。 いつかは完成した動画も出したいですね。
動画編集/YMM4の目次
- 第1回 動画編集の経緯とか
- 第2回 AIVOICE2との連携(このページ)